立命館小学校

「第1回立命館小学校ロボット教育シンポジウム」レポート

2012年 12月18日

12月14日(金) 京都市北区にあります立命館小学校で開かれた「第1回ロボット教育シンポジウム」に参加して参りましたので、ご報告いたします。

立命館小学校のホームページはこちらをご覧ください。

立命館小学校

                        ロボティクス科担当 川原田 康文教諭


「第1回 立命館小学校ロボット教育シンポジウム」の研究
テーマは「点を線でつなぐロボット学習」です。

13:50~14:25 川原田康文教諭による4年生「ロボティクス科」の授業を見せていただきました。その後、川原田教諭による講演「立命館小学校でのロボット教育の取り組み」があり、続いてシンポジウム参加者による「授業研究・質疑応答」がありました。
立命館小学校

「ロボットの部屋」です。
2名に1台のパソコンと2名に1台のロボットが与えらえました。

4年生「ロボティクス科」授業 研究主題「点を線でつなぐロボット学習」を見学させていただきました。この授業の目標はセンサーを使わず、60cm正確に移動させるプログラムを考えよう。」、「計算式を使って正確に動くプログラムをつくってみよう(1mmで動く角度の値を使って、移動距離に合わせて、計算させるプログラム)です。  

はっきり言って、ついて行けませんでした。
立命館小学校のホームページに「学んだ子どもたちが世界を変えていく」という文言がありますが、確かにそうなるに違いないと思いました。それは、まちがいないです。


それは、「ロボティクス科」の授業には、教科学習の入り口があり、また教科学習を超えて、より良いものを創りだす第二の入り口があると思ったからです。

川 原田教諭は、大まかな「今日の目標」は設定してあるにしても、大人が導くのではなく、児童が実際にロボットに触って感触を楽しみ、音を聞き、目で見ていく 中で発見する何かこそが、児童の好奇心、創造をよろこぶ心、探究心、失敗を恐れない心を伸ばしていくのだという広い御心で児童を導いているように思いまし た。

私も、大人が導くものではなく、児童がふとしたことで発見するものが、児童のこれからの人生の核になっていくのでないかと思います。教えることは簡単です。でも、それではこれからの21世紀を担う子供たちを育てられるとは思えません。

まず、不思議に思う。楽しむ。遊び心をだす。失敗する。反省する。研究する。人に意見を聞く。意見を交換する。自分の作品を皆さんに見てもらいたくなる。自分の意見を優先するのではなく、相手の言わんとする所を理解しようとする。そして、よりよい作品を創りだす。

そこに、真実を見てとろうとする強い心が育まれるような気がします。その強い心で、自分の人生に、そして世界に切り込んで行ってほしいです。ロボティクス科なら、それができそうな気がしました。


   

2013年度入試説明会レポート(2) 2012年7月22日

2012年 7月22日

立命館小学校2013年度入試説明会レポートの続編です。


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小学校玄関前にある石碑「培根達支」

立命館小学校のホームページはこちらをご覧ください。


今回は、井本 達也教頭先生による「2012年度入試問題解説とねらい・2013年度入学試験の概要・願書の記入方法」についてご報告いたします。

★2013年度入学試験の概要について
入学試験日程
(1)入学試験日 ①面接 2012年9月下旬から10月上旬
           ②考査 2012年10月20日(土)
(2)結果通知 2012年10月22日(月)に「簡易書留・速達」にて発送


★考査内容 ア)ペーパーテスト   イ)運動   ウ)行動観察
◇ 考査
 ア)ペーパーテスト
   ◆ことば・せいかつ
     ・お話をじっくり聞き、その内容の概略が理解できる。
     ・日常的に使う言葉の意味や使い方がわかる。
     ・身の回りの自然や社会の様子に関心を持つ。
     ・公共の場でのルールが分かる。

   ◆かず・かたち
     ・かずやかたちにかかわる、きまりを見つける。
    ・かずやかたちをくらべたり、実際にうごかしたり、頭の中でイメージしたりすることができる。

以下の赤字は、けいkids+教室受験生に昨年度のペーパーテストの内容を聞き取ったものと、説明会で公開されたプリント内容をすり合わせたものです。年長児さんから聞き取ったものですから、正確ではない部分もあるかもしれませんが、参考にしてください。

1、生物学的理科・・親子でないものに〇 (カエルとオタマジャクシ、ナメクジとカタツムリの赤ちゃん等)

2、言語・・・同音異義語 「とる」と言う言葉を使わない絵に〇 

    (写真を撮る、相撲を取る、虫を取る) 「とる」とは関係がない絵は「走る」でした。

3、数・・・10までの計算(残ったおはじきの数だけ〇)

4、図形・・・見本の6個の形「〇〇☆△△◇」を並べ替えても出来ないものを探して〇

5、積み木・・・上から見た絵・右から見た絵があり、前から見た絵を4つの中から選んで〇

6、図形・・・問題の図形を半分に折って出来るものに〇

7、線対称・・・反対側を描く

8、図形・・・机に赤い台形積み木が置いてあり、問題用紙にある平行四辺形を作るには、この台形積み木が 何個必要かを考えて、その数だけ〇

9、回転・・・模様付き球が階段の上から落ちました。階段の一番上に在った時の球を探して〇

10、野菜の全体像4と断面図5を結ぶ

   (トマト、ピーマン、オクラ、玉ねぎ。全体像がない断面図有り)

11、お話の記憶・・・放送されたお話を聞いた後で、お話しの順番通りに並んでいるものをさがして〇

12、初等語が同じものに〇・・・「か」が付くもの。4×5の20の絵から探す

13、系列・・・「◇◇△▲?▼・・・」


イ)運動
     ・元気いっぱいに、からだを動かしたり、体で表現したりできる。
     ・指示にしたがって、集団で行動することができる。

宝探しのストーリーがあり、山登り(跳び箱)、川渡り(ケンパー遊び、赤色には入らない)、ライオンをやっつける(赤玉・白玉ボール投げ)、走って行って、コーンにタッチ

 

ウ)行動観察
     ・身の回りのことを、自分の力でやりきることができる。
     ・指先や文房具などを適切につかって、作業することができる。

行動観察(10分)

カードを作る。台紙からヒヨコと草を切り取り、カードに糊で貼り付ける。鳥の口を折り、飛び出るようにする(山折り、谷折り)

 

◇面接
 ア)保護者への質問
     ・入学志望の理由、意欲
     ・本校の教育方針について
     ・家庭でのしつけ・お子様の理解
     ・面接カードの記載事項の確認

 イ)子どもへの質問(絵をもとにしたお話)
     ・自分で伝えたいことを絵に表わし、その内容を話すことができる。
      また、そのことについての質問に答えることができる。

(変更点です。昨年は考査日に行いましたが、長時間の拘束になるために、
面接日に移動したそうです。)


描いた絵の説明をする(10分)

与 えられた二つの題材から選んで、鉛筆で描く。1つは幼稚園でお友達と仲良く遊んでいる絵だと思います。消しゴムは使えません。失敗した時は、裏面に書いて も良かったそうです。回収後、紙芝居が始まりました(4話) その間に順番に別室に呼ばれて、描いた絵の説明を先生にする。戻った後は、また紙芝居を見 る。



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英語の授業です。ホワイトボードを効果的に使用しています。

井 本達也教頭先生の解説によると、2012年度入試問題のねらいは、家庭内での会話や読書等による言語力が養われているか、自然と親しんでいるか等を確かめ たかったようです。行動観察の制作は説明をしっかり聞き、作業の流れを掴めるかどうか、また、入学後の学校生活に必要な道具を使いこなせているかを見た かったようです。井本達也教頭先生は、「すべての試験は、小学校生活がスムーズにすべり出すようにと思って整えた試験ですので、準備を進めてください。」 と、仰っていました。


⑤おわりのご挨拶  副校長 隂山英男先生
「娘の就職活動を通して、一般社会が求めている人材は学 力だけでなく、いろいろな体験を積んでいることを重要視しているのだと思いました。小学校入試はペーパーテストでありますが「体験」です。そこが大切。そ の次に、自分の体験を相手に伝えなければならないわけですから、「言葉」によるコミュニケーション能力が大切。学習や読書や友人達との関わりの中で作り上 げたコミュニケーション能力が大切なのです。そして、試験には「集中」が大切。「集中」とは、自分の力を最大限に発揮することです。「集中」の仕方を作り 上げたいという思いでモジュールタイムを捉えています。ここ一番という時に実力を発揮できる力を育てています。
「体験」、「言葉」、「集中」、これがキーポイントです。学校生活の基本と思ってください。
私は立命館小学校が最新・最先端の学びの場でありたいと思っています。」


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英語本の読み聞かせ。児童はしっかり聞いていました。


入試説明会のチアリーディングの模範演技を見たときも、学校見学や授業見学に行った時にも、感じたことなのですが、立命館小学校の児童は立命館小学校が大好きみたいです。学校が好き・・・。児童が学校を好きでいるのは、当たり前なようですが、実は難しいことです。

「学 校は楽しい?」と聞くと、「まぁまぁ。」と、答える子どもが多いです。1年生でさえ、「まぁまぁ。」と答える子がいます。でも、立命館小学校の児童たちは 学校が好きということが顔に表れています。友達がいるから、給食が楽しみだから・・・と、好きな理由はいろいろあると思いますが、やはり勉強が分からなけ れば絶対に学校は好きにはなれないものです。立命館小学校の児童たちが学校が好きなのは、勉強が分かるからだろうと思います。理解が早い子も、ゆっくり噛 みしめて理解する子も、科目によって好き嫌いがはっきりしている子も、定着するのに時間がかかる子もいるでしょう。それでも、子どもたちは立命館小学校が 好きっていうことは、学習において丁寧なフォローが行き届いているからだと思いました。





子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。  

 


2013年度入試説明会レポート(1) 2012年7月21日

2012年 7月21日(土曜日)

京都 立命館小学校 平成25年度生対象入試説明会に参加致しましたので、ご報告いたします。

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立命館小学校 

立命館小学校のホームページはこちらをご覧ください。


立命館小学校 入試説明会レポート

1、入試説明会 (13:000~14:00) 
①オープニング                   チアリーディング
②はじめの言葉                   校長 浮田 恭子
③立命館小学校のステージの教育の特色   1stステージ 教諭 中川 和美
                             2ndステージ 教諭 六車 陽一
④2012年度入試問題解説とねらい       教頭 井本 達也
  2013年度入学試験の概要・願書の記入方法 
⑤終わりのご挨拶                  副校長 隂山 英男

2、学校案内・個別相談(希望者対象 事前申込制)(14:20~)


学校からの配布物は、
・ 立命館小学校 入試説明会 本日の予定表
・ 考査・面接のポイント表
・ 2013年度入学試験 関連書類一式
・ アンケート用紙
・ ワールド・ウイーク見学会(2012年8月29日)と
  入試会場見学会2012年9月1日(土)
(新企画)のご案内
・ 立命館学園ロゴ入りマウスパッド


  新企画 ~入試会場見学会のご案内から~
・日程:2012年9月1日(土)
・場所
立命館小学校
・内容:13時~13時50分 入試会場下見 
     14時~14時40分 体験教室(お話しを楽しもう等)※希望者のみ
・対象:本校受験予定の年長児と保護者の皆様
・参加方法:立命館小学校のホームページよりお申込み下さい。
本校を受験される幼児および保護者の方が、より安心して入学試験に臨んでいただけるよう入試会場の見学会を行います。また、希望者には体験教室(お話しを楽しもう等)のみも用意しております。

        

参加者は約400人。ご夫婦で参加されている方がほとんどです。子どもたちも、多かったですね。皆さん、おとなしく座っていました。例年よりも白い服装 が多かったように思います。お父様方のワイシャツ姿が多いのと、お母さま方もお決まりの服装だけでなく、涼しい軽装の方が増えたように思いました。


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辞書引き

「考査・面接のポイント」表から
◇ 考査
 ア)ペーパーテスト
   ◆ことば・せいかつ
     ・お話をじっくり聞き、その内容の概略が理解できる。
     ・日常的に使う言葉の意味や使い方がわかる。
     ・身の回りの自然や社会の様子に関心を持つ。
     ・公共の場でのルールが分かる。

   ◆かず・かたち
     ・かずやかたちにかかわる、きまりを見つける。
     ・かずやかたちをくらべたり、実際にうごかしたり、頭の中でイメージしたりすることができる。

 イ)運動
     ・元気いっぱいに、からだを動かしたり、体で表現したりできる。
     ・指示にしたがって、集団で行動することができる。

 ウ)行動観察
     ・身の回りのことを、自分の力でやりきることができる。
     ・指先や文房具などを適切につかって、作業することができる。

◇面接
 ア)保護者への質問
     ・入学志望の理由、意欲
     ・本校の教育方針について
     ・家庭でのしつけ・お子様の理解
     ・面接カードの記載事項の確認

 イ)子どもへの質問(絵をもとにしたお話)
     ・自分で伝えたいことを絵に表わし、その内容を話すことができる。
      また、そのことについての質問に答えることができる。

(変更点です。昨年は考査日に行いましたが、長時間の拘束になるために、
面接日に移動したそうです。)

 

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制服


チ アリーディングによる模範演技は毎年上手になりますね。今年は、男の子が1人参加していて、可愛らしかったですね。皆さん、とても楽しそうに演技をしてい ましたし、立命館小学校が大好きって感じが強く現れていました。立命館大学のチア部の指導を受けているそうですが、それも一貫校の特色ですね。


明日は、
④2012年度入試問題解説とねらい       教頭 井本 達也
  2013年度入学試験の概要・願書の記入方法 

について、詳しくご報告いたします。


子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

 


浮田恭子校長先生インタビューレポート(2012年6月6日)

2012年 6月6日

浮田恭子校長先生が、2010年に立命館小学校の校長先生に着任されて、早くも2年が過ぎようとしています。浮田恭子校長先生にとって、この2年はどのような日々だったのでしょうか。そして、これからの取り組みについて、お話を伺いましたのでご報告いたします。

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立命館小学校校舎 楠の緑が鮮やかでした。
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「アンネのバラ」が咲いていました。少し、いただいて帰りました。

「アンネのバラ」は「アンネの日記」を読んで感動したベルギーの園芸家ヒッポリテ・デルフォルヘ氏が作出した、咲いたときは黄色、日がたつにつれてピンクに変化する特殊なバラです。
“souvenir d'Anne Frank”(アンネ・フランクの形見)と命名され、アンネの父であるオットー・フランク氏に贈られました。~中略~ アンネの父親であるオットー・フラ ンク氏は、彼女が願っていた“平和への想い”をどうにかして残したい、世界中に伝えたいと思い、それをバラに託し平和の象徴として育ててきました。本校で も、アンネの平和への願いを受け継いで「アンネのバラ」を大切に育てています。」 ~立命館小学校のホームページから~
「アンネのバラ」についての詳細は立命館小学校のトピックスをご覧ください。


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英語の授業です。
けいkids+教室にも立命館小学校の生徒がいるのですが、
皆さん、英語を聞き取る耳は素晴らしいです。


立命館小学校では、今年、新しくリーフレットを作成しています。その中に是非ご紹介したい児童のエピソードがあるので、ほんの一部ですがご紹介します。

「ぼくたちが、明日の世界を作っていく。」

立命館小学校 4つの柱 

      確かな学力     真の国際人     豊かな感性    高い倫理観と自立心  
          を育てる教育     を育てる教育     を育む教育     を養う教育

確かな学力を育てる教育についての児童のエピソードは、
「1 年生から夢中になっているのが、ロボティクスの授業です。レゴを使ってロボットを組み立てたり、パソコンを使ってデザインやプログラミングに挑戦したり、 ロボットを動かすうちに、センサや回線についてもくわしくなりました。思い出に残っているのは、4年生の時、動物のロボットを作ったこと。僕は友達といっ しょにカブトムシを作りました。こだわったのは、角や足を動かせるように工夫したところ。みんなの前で動かし、プレゼンテーションも上手にできました。」 (5年生 男児)

真の国際人を育てる教育についてのエピソードは、
「ワールド・ウイークで、立命館アジア太平洋大 学(APU)から、ベトナム、タイ、パプアニューギニア、バングラディッシュ、ウズベキスタン、ケニア、中国、韓国などいろいろな国の大学生が来て、いっ しょに授業を受けたり、交流したりしました。英語の授業を思い出して英語で話しかけてみたら、自分の言葉が通じてうれしかった!文化交流会では、世界各国 の民族衣装やダンスを見て、日本との違いにびっくり。いろんな国に行ってみたいという気持ちがわいてきました。」 (3年生 女児)

豊かな感性をはぐくむ教育についてのエピソードは、
「陶 芸、絵画、工作・・・いろんなことに取り組む図工の時間が好きです。作品ができあがると、毎回必ずみんなで見せ合い、いいところを探し合います、友達の作 品を見て、「おもしろい形だな」と思ったところを、次の作品を作る時の参考にしたり、友達に自分の工夫したところを教えたりするのも楽しい。この間の陶芸 の時間には、お茶碗を作りました。ろくろを使って形を作り、焼成窯で何時間も焼いて完成させます。できあがりには大満足。今、家で食事の時に使っていま す。」(4年生 女児)

高い倫理性と自立心を養う教育についてのエピソードは、
「立命科の授業では、自分の生き方 や周りの人の気持ちを考えることについて学びます。3年生の時には、クラス全員の名前に使われている文字をつなげ、みんなが「絆」で結ばれていることを確 かめました。印象深いのは、介助犬総合訓練センターの訓練士さんと介助犬が来てくれた授業。介助犬を必要とする人の生活について話を聞き、さまざまな境遇 や立場の人のことを考える大切さを学びました。それからは自分の周りのことも「心のバリアフリー」を意識して考えるようになりました。」(4年生 男児)


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6年生の習熟度別算数授業の様子(昨年度のものです)

浮田恭子校長先生のお話をご紹介します。

校長先生として、3年目に入りましたが、初等教育についてどのような感想をお持ちですか?
立 命館小学校の4つの柱に基づくさまざまな教育の営みを通して、「小学校のときにしか育てられないものがある」という事を実感しています。立命館学園の大学 は112年、中学・高等学校は107年も教育の営みを経ていますがそれでも、初等教育は新鮮な発見に満ち満ちていますね。初等教育は奥が深く、それだけ子どもたちの可能性も広いです。
この可能性の広い子どもたちに、立命館小学校ができる事、しなければならない事を考え続けていますが、今は、とくに、立命館小学校の4つの教育の柱でもあります「真の国際人の育成」について、取り組みを強化する必要を感じています。
立命館小学校の児童が、こ のグローバル社会で生き、社会に貢献するためには、英語力は勿論のこと、小学校の時代から世界を身体で感じ、自分の心で受けとめ発信していくことが大切だ と思うのです。「真の国際人の育成」の観点から、7月7日(土)に「立命館小学校 国際教育フォーラム」~私たちが目指す[未来型国際人]の育成~を、立 命館大学朱雀キャンパスで行います。
是非、皆様に聞いていただきたいと思います。




今年度の変更点について教えてください。
「1つは、1~4年生の算数について変更しました。授業時間数は昨年と同様ですが、演習と計算の時間を取り入れて、学力の定着を図っています。その上で、まだもう少し手をかけたいと思う児童には、7コマ目で補習をしています。
2 つ目は、これも算数についてですが、5・6年生の算数において、2クラスを3講座に分けて、「基礎から積み上げていく学び」と、さらに「応用問題に取り組 むことで基礎を固める学び」を選択できるようにしています。6年生の算数の授業では、中学数学の分野にも取り組んでいます。たくさんの子どもたちが、自ら 目標をもって意欲的に学んでいます。
3つ目は、漢字学習です。2年生以上では
、ゴールデンウイークまでに、当該学年の漢字の学習を済ませました。この短期間で、完璧に覚えさせようというものではありません。これからの先の学習において、熟語を学んだり文章を書いたりする中で、100%の定着、習熟を目指します。」

以上です。浮田恭子校長先生、ありがとうございました。

 

立命館小学校は、ますます目が離せない学校になりそうです。

これまでにけいkids+ブログでご紹介した立命館小学校レポートはこちらをどうぞ。



子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

 

 

入試内容レポート (2011年10月31日)

 

 

2011年 10月31日

 立命館小学校の入学試験を受けたけいkids+ 教室生から、試験内容についての報告を頂きましたので、ご紹介いたします。来年度、立命館小学校への入学を希望されている方は、是非参考にしてください。

年長児受験生が思い出してくれたものですから、実際の問題とは異なる点があるかと思いますが、ご了承ください。



ペーパーテスト

1、生物学的理科・・親子でないものに〇 (カエルとオタマジャクシ、ナメクジとカタツムリの赤ちゃん等)

2、言語・・・同音異義語 「とる」と言う言葉を使わない絵に〇 (写真を撮る、相撲を取る等)

3、数・・・10までの計算(残ったおはじきの数だけ〇)

4、図形・・・見本の6個の形を並べ替えても出来ないものを探して〇

5、積み木・・・上から見た絵・右から見た絵があり、前から見た絵を4つの中から選んで〇

6、図形・・・問題の図形を半分に折って出来るものに〇

7、線対称・・・反対側を描く

8、図形・・・机に赤い台形積み木が置いてあり、問題用紙にある平行四辺形を作るには台形積み木が

       何個必要かを考えて、その数だけ〇

9、回転・・・模様付き球が階段の上から落ちました。階段の一番上に在った時の球を探して〇

10、野菜の全体像と断面図を結ぶ(トマト、ピーマン、オクラ、イチゴ等。必要のない断面図もあったようです)

11、お話の記憶・・・放送されたお話を聞いた後で、質問に答えて〇

 

行動観察(10分)

カードを作る。鳥(黄色の鳥だそうです。ヒヨコでしょうか)と草を切り取り、カードに糊で貼り付ける。鳥の口を折り、飛び出るようにする(山折り、谷折り)

 

運動

跳び箱、ケンパー遊び(特別ルール有り)、ボール投げ、走って行って、コーンにタッチ

 

描いた絵の説明をする(10分)

指定された2つの題材から選んで、鉛筆で描く。消しゴムは使えません。失敗した時は、裏面に書いても良い。回収後、紙芝居が始まりました(4話) その間に順番に別室に呼ばれて、描いた絵の説明を先生にする。戻った後は、また紙芝居を見る。

 


 

Bさん、貴重なご報告、ありがとう。
これだけの内容を、年長児が覚えて帰ってくるとは驚きました。ここでは掲載いたしませんでしたが、長文のお話の記憶も全文覚えていました。冷静だったのでしょう。
合格するはずです。Bさん、お見事。


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子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

 

 

面接内容レポート(2011年10月25日)

2011年 10月25日

CIMG0236               京都 立命館小学校


2011年 10月22日(土)に立命館小学校の入学試験がありました。
受験生の皆さん、お疲れ様でした。保護者の方々、本当にご苦労様でした。

22日の入学試験に先立ち、9月下旬から10月中旬まで受験生と保護者の面接が行われました。前年までは複数の面接担当官組(2人1組)があり、どの担当者に当たるかは当日まで不明でしたが、今年の面接は、浮田恭子校長先生が受験生全員と面接されました。

長期に渡る面接でしたが、面接順の基準は不明です。月齢でもないようでしたし、願書の到着順でもないようでした。来年度の学校説明会では、その基準が明らかになるかもしれませんね。

CIMG2459              立命館小学校の辞書


面接の様子をけいkids+教室生のお母さまが報告してくださいましたので、ご紹介いたします。
来年度、立命館小学校への入学を希望しておられる方は、是非、参考にしてください。


面接室の様子
面接は応接室で行われました。ドアは自分で開けました。ドアを入ってすぐに荷物置き机がありました。荷物はその机に置きます。その机の横に丸椅子があり、受験生はこの丸椅子に座って待ちます。
ま ず両親への面接。両親の「1分自己紹介」のあとで、願書提出の時に記入した「面接カード」の記載事項に沿った質問等が3~4問あります。そのほかに、「い つごろ本校への受験を考えましたか(決められましたか)?」という質問があった方もいらっしゃったそうです。両親面接の間の子どもの様子も見られていたと 思います。

そのあとで、受験生が呼ばれ、丸椅子から移動します。両親の間に置かれた椅子に、「どうぞ」と言われてから座ります。受験生に は名前、通っている幼稚園・保育園の名称等、矢継ぎ早に質問が続きましたが、受験生がリラックスできるように気配りが随所にあり、善い雰囲気で面接テスト は進みました。あまりリラックスしすぎないように注意が必要かもしれません。

けいkids+ 教室生保護者への質問事項
1、(父親、母親に) 自己紹介を求められました。
2、(父親・母親両方に) 立命館小学校への志望動機
3、(父親のみに) 家庭での教育方針
4、(母親のみに) 面接カードに書いた子どもの性格
  「あわてん坊の所があると書いてありますが、具体例を教えてください。」
5、(父親のみに) お子さんとどんな遊びをしていますか

けいkids+教室生 本人への質問事項
1、名前と幼稚園の名前
2、幼稚園の先生の名前
3、幼稚園で仲良くしている友人の名前
4、友人と何をして遊んでいますか
5、担任の先生はどんな人ですか
6、担任の先生は何をして遊んでくれますか
7、お母さんはどんな人ですか
8、どんな時に怒られますか。その時、どうしますか
9、どんなお手伝いをしますか
10、お母さんの料理で好きな料理は何ですか  (味噌汁と答えると、何の味噌汁ですかと聞かれました。)
11、お母さんの嫌いな料理は何ですか
12、お父さんとどんなことをして遊びますか
13、立命館小学校に今まで何回か来ていますが、楽しかったことは何ですか
14、立命館小学校に入ったら、何を頑張りたいですか


以上です。貴重な報告をありがとうございました。


CIMG2463           立命館小学校の制服です。


子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。

 

 

願書の書き方 ~立命館小学校浮田校長先生からのアドバイス~ (2011年8月1日)

2011年 8月1日

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浮田校長先生と私

入試が近づいてきました。願書をどう書こうかとお悩みのお母さま方が多いようなので、私が代表して、直接、私立小学校の校長先生方にお聞きしました。参考にしてください。

今回は、立命館小学校浮田校長先生からいただいたアドバイスをご紹介いたします。

 


一生懸命書いてくださった字かどうかは、すぐにわかります。ですから、字の上手下手にこだわっていただかなくて結構ですよ。心がこもっていればそれ で良いのです。欄にいっぱい書かなければいけないという決まりもありません。勿論、欄いっぱい、ちょうど最後に〇が来る、ということはそれだけ計算されて いるということですから、そこにも心がこもっていると言えますね。先日、思いがいっぱいあるから小さい字になってもいいですか?と聞いてくださった保護者 の方がありました。勿論です。小さな字でも、しっかり読ませていただき、皆さまのお心を受け取ります。


私が書類を書くときには、ワープロでまず原稿を書いて、2日ほどして読み直して変なところを直し、あと1日おいて読み直して付け加えることがないか考え、感情的すぎる文を削り、字の大きさを調整して、清書することにしています。

今年度の願書の場合も、欄いっぱいに書くことに重点を置くのではなく、短くても相手の心に伝わるのが本当の名文ですよね。でも、名文である必要もありませんよ。

わ が子を思う親の気持ち、家族の気持ち、立命館小学校を選んでいただいたお気持ち、そういうものを見逃さないように、昨年から何回も議論して、同じようなこ とを書かなければ埋まらない項目は外し、短文で書いてもらった方が書きやすい削った結果、今年の願書は1枚になりました。

入学希望者の保護者の皆さま、皆さまが一生懸命に書いてくださった願書は一枚一枚丁寧に読ませていただいきます。面接会場で、皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

 

                              立命館小学校 校長 浮田恭子


 

以上です。

 

以前の立命館小学校の願書は記述箇所が多くて、保護者にとっては辛いものに なっていました。でも、浮田恭子校長先生による変革により、昨年度から記述箇所はぐっと減っています。保護者にとっては、気が楽になりました。それでもそ れでも、願書を書くのは難しいです。みなさん、浮田校長先生のアドバイスを参考にして、心のこもった願書を書いてくださいね。

 

 

先日の入試説明会に参加した時に、2011年7月16日に朝日新聞に掲載された、浮田校長先生のメッセージを頂戴しました。入学を希望されている保護者の皆さまに是非読んでいただきたいので、ご紹介します。

「小学校のときにしか、育てられないものがある」

立 命館小学校が大切にしたいもの、それは、子どもたちが生来持っている「学びたい」という気持ちにほかなりません。「学ぶことは楽しい」、これが私たちの教 育の原点です。立命館小学校が取り入れている様々な教育環境や教育メソッドは、子どもたちの可能性を引き出すためにあります。「学ぶことは楽しい」と、 「楽しく学ぶ」は、根本的に違います。私たちは、子どもたちにとって「学ぶことは楽しい」と信じます。だからこそ、必要なときには挑戦を促し、鍛えます。 学校はどこよりも安全に、失敗や試行錯誤を繰り返すことのできる場でなければなりません。「間違ってもいいんだ」という安心感が、困難な課題に直面しても 勇気をもって挑戦しようとする気持ちを育てます。「どうしたらうまくいくだろう」という問いかけを通じて、論理的思考力が深まります。一人で考えるのも楽 しいけれど、友達の意見を聞けば発見があるしもっと深まる。このことに気づくことで、コミュニケーションの必要性を自然と理解します。このような環境で瞳 を輝かせ、時には身体中で喜びを表現し、時には凛として厳しい課題に直面していく。そういうたくましさとたたずまいをあわせ持った子どもたちを育てたい、 と私たちは願っています。一生に一度しか、選べないもの。子どもたちの表情が全てを物語ります。立命館小学校の様子を一度見に来てください。                              立命館小学校校長  浮田恭子

 


子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。

 

 

立命館小学校 2012年度生対象 入試説明会レポート (3)

今回は、立命館小学校の入試説明会で、心に残った言葉を報告いたします。

陰山英男副校長先生のお話の中で、



キャリア教育に関わっている方にお話を伺うと、「以前は学歴主義だったでした。一時期はそれもおさまっていましたが、やはり復活してきています。 しかし、また一転して、大学に至る前に中・高時代をどのように過ごしてきたかが重要視されてきています。」とお聞きしました。学歴ではなく、学問。学問で はなく実力がものをいう時代になってきたのだと思います。

例えば、100マス計算。立命館小学校は勉強ばかりしているように思われるいる のは、こちらとしても面はゆいです。しかし、100マス計算を3分でするよりも1分で出来れば、宿題をする時間も短くて済みます。そして、その余った時間 に多様なことに挑戦していける力をつけることが出来るのです。

小・中・高の一貫教育を立命館学園が一体となって改革しています。それは、子どもたちにより幸せな人生を、生きがいのある人生を、素晴らしい人生を送ってほしいと願うからです。

 


と言う箇所が、心に残りました。

 

学歴→学問→実力。

教育の入口である小学校時代をどのように過ごすかは、一生を左右する大切な時期だというのは当然だと思います。学ぶことの喜び、自分への満足感、探究心、挑戦する心、違いを楽しむ心等は学問の入口で大きく育つものだと思うからです。

で は、どうすれば「実力」を身につけることが出来るのでしょうか。私学を選ぶも良し、公立を選ぶも良し。もし、私学を選ぶとすれば、学校に何を求めますか?  教育環境? 安全? 確かな学力? 細やかなケア? 進学実績?・・・難しい選択です。でも、肝心なのは、「わが家の子育て」の軸がぶれないことです。 私立小学校受験日まであと少し。しっかりと考えましょう。楽しい悩みです。子どもの幸せを願う親の楽しい悩みです。


子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。  

 


立命館小学校 2012年度生対象 入試説明会レポート (2)

CIMG2235       小学校玄関前にある石碑「培根達支」

CIMG2463               可愛い制服




立命館小学校 2012年度生対象 入試説明会レポート(1)の続きです。

今日は、井本達也教頭先生による昨年度の考査分析について、ご報告いたします。

ペーパーテスト

1、「野原にいない虫に〇をつけなさい。」
問 題は難しくはありませんが、答えが複数ありますが、そのことには触れていません。1つだけを探せばいいのではなく、一つずつ、しっかりと見ていく力を見ま す。そして、自然に対する実体験をたくさん持っているかを見せていただきます。単なる知識ではなく、体験として身についているかを見ています。体験を基盤 とした知識であるかどうかを見せていただきました。

2、「お話の最後の絵を見つけて〇をつけなさい。」
ウサギさんが主人公のお話です。どの絵がお話の最後の絵であるかを選びます。お話の順序を正確に捉えているかを見ます。お話をきちんと最後まで聞くことが出来ているか、お話の流れ、あらすじを考えながら聞くことが出来ているかを見せていただきます。

3、「1つのお皿にりんごを2こずつのせると、お皿は何枚必要ですか。〇をつけてください。」
直観的な回答ではなく、実際に操作していきながら解いていけるかを見ます。

4、「手渡した図形を4枚使って、できないものに〇をつけましょう。」
受験生には図形を1枚渡したのちに、その図形を4枚使ってできない形を探して、答えていただきました。実際に確かめていきました。具体物を操作しながら確かめていく力を見ます。

行動観察


象の絵を切って貼ります。正確に作業できているかを見ます。巧緻性を見ています。指先を使った作業が出来ているかを見せていただきました。学習の基礎になるものだと考えて出題しています。

運動

身の回りにあるものを使って運動をしました。フラフープを使用したり、ボールつきといった全身の運動を重要視しました。運動が得意かという問題ではなく、体を動かすことが好きであれば良いのです。そのことが、入学後の学習にも影響すると考えて出題しています。

描いた絵をもとにお話をする

楽 しかったことを絵に描いていただきます。そのあと、その絵についてお話をしていただきました。絵の上手下手は関係ありません。絵画の制作が目的ではなく、 お話の手段として絵を描いていただきます。面接は、緊張から上手に話せないこともあります。お子さんの普段の姿を見せていただきたいので絵を描いていただ いています。


以上の様な考査をこなすことが出来るお子さんが、入学後に伸びると考えています。
つまり、
・しっかりとお話が聞けるお子さん
・お友達と協力できるお子さん
・身の回りのことが自分で出来るお子さん
・チャレンジする心があり、失敗を怖がらないお子さん
・じっくり考えることが出来るお子さん

このようなお子さんが伸びると確信しています。

当 たり前のことを当たり前に身につけることが大切だと考えています。勿論、希望する小学校に合格することは大切ですが、それ以上に小学校受験を通して、お子 さんにどのように成長して貰いたいと考える事、また、どのようにお子さんに関わっていくかを考えることにより、有意義な子育てを送って欲しいと思います。


ここで、入試説明会は終了しました。
ひき続いて、立命館大学産業社会部非常勤講師・日本基礎教育学会会員・立命館小学校特別任用教諭で、小学校で図工を教えていらっしゃる横澤 茂夫先生の教育講演会がありました。

10:50~11:50 横澤 茂夫先生による教育講演 
『子どもの心情の発達と教育 ~一人前になる・するとはなにか?~』

11:50~ 浮田校長先生のご挨拶
立命館は総合学園です。立命館学園の精神は、立命館大学の名誉総長である末川 博先生のお言葉である「未来を信じ、未来に生きる」です。しかし、この言葉は「言うは易く、行いは難し」です。
このたびの震災は、その問いを私たちに投げつけたものとも思います。
立命館小学校の子どもたちには、国際社会の中で、世界の人々とコミュニケーションを取り、文化を理解しながら、世界人となってほしいと考えています。

立命館小学校のホームページはこちらです。

2012年度 入試相談会のご案内はこちらです。


子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。

 

 

立命館小学校 2012年度生対象 入試説明会レポート (1)

 

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2011年 7月23日(土曜日) 立命館小学校の2012年度入試説明会に行って参りました。

こ の入試説明会は予めの予約が必要で、立命館小学校から届いた入校証がないと入校できませんでした。参加者は約300人。お父様の姿が目立ちました。ご両親 揃って参加された方が多かったです。お母さまの服装は、紺のワンピースとスーツが多かったですね。お子様をお連れの方もありましたが、学校側の預かり制度 はありませんでした。上履きと靴袋が必要でした。

配布物は、2012年度入学試験 関連書類一式、入試説明会に続いて行われた立命館大学 産業社会部非常勤講師・日本基礎教育学会会員・立命館小学校特別任用教諭で、小学校で図工を教えていらっしゃる横澤 茂夫先生の教育講演会レジュメ、 2012年度 入試相談会の案内、ワールド・ウイーク見学会の申し込み用紙、アンケート用紙です。

10:00~ チア・リーディングクラブの演技披露
10:10~  陰山副校長先生のご挨拶
10:15~ 入試説明

 

       2012年度 募集要項の説明
(このブログでは、注意点のみ掲載しますので、詳細は下記の立命館小学校ホームページでご確認ください。)

1、募集人員 120名(男女ほぼ同数)

2、出願期間 2011年9月1日(木)~9月7日(水)(9月7日必着)

3、出願書類等
「入学願書」にあります「特記事項」は、受験に関わって、配慮が必要なことを記入してください。例えば、現在、腕を骨折治療中であるとか、怪我等で車いすを視聴しているというようなことがあれば、ご記入ください。
「入 学願書」にあります「専願・併願」」については、立命館小学校のみを受験するかどうかという意味ではなく、立命館小学校を第1志望校として、合格した場合 には必ず入学する意志がある場合は専願に〇を付けて下さい。それ以外の方は、併願に〇を付けて下さい。これは、他校の受験を制限するものではありません。
面接カードについて
   1、立命館小学校を志望する理由をお書きください。
   2、ご家庭や志願者について、次の事項についてお聞かせください。
      (1)ご家庭では、どのような方針で、お子様をお育てになっていますか。
      (2)志願者の長所や短所、特技、また現在頑張って取り組んでおられることなどをお聞かせください。これらの質問は、親子面接のときに参考にしますので、具体的に書いてください。 
面接に出席する保護者の写真を貼ってください。ご両親がそろって面接に出席しようと思い二人の写真を貼ってあっても、都合によりどちらか1名の出席になっても構いません。

4、入学試験日程
   (1)入学試験日
        ①面接・・・2011年9月下旬から10月中旬
            こんなに長期間、面接するというのは、なにか訳がありそうですね。
           覚悟が必要かもしれませんよ。(まり先生情報でした。)
        ②考査・・・2011年10月22日(土) 午前中に終了予定です。
                 *考査、面接の日時・場所・持ち物は、受験票返送時に連絡します。
   (2)結果通知
         2011年10月25日(火)に「簡易書留・速達」にて発送いたします。
                 *電話によるお問い合わせには、一切お答えできません。
、選考方法
考査および面接により総合的に判断し、合格者を決定いたします。その際、生まれ月による不利益が生じないように配慮いたします。なお、入試内容・成績等は公表いたしません。

生まれ月による不利益が生じないように、1年間をいくつかに区切って、その中で上位から同数を合格とするそうです。(まり先生情報でした。)
              

6、納付金(2011年度入学者の場合)

            ・入学金      300,000円
            ・授業料      800,000円
            ・教育充実費 200,000円
               その他、給食費・制服代・積立金・諸会費等が必要です。
   

    考査内容について      
ア)ペーパーテスト、イ)運動、ウ)行動観察、エ)描いた絵をもとにしてお話をする。

詳細
ア)ペーパーテスト
言葉・生活に関して基本的な知識があるかどうか。
 ・お話を聞いて、その内容について理解できているか。
 ・日常的に使う言葉の意味や使い方が理解できているか。
 ・身の回りの自然や社会の様子に興味を持って接しているか。

数・形に関して基本的な知識があるかどうか。
 ・物や形を理解しているか。
 ・きまりを見つけられるかどうか。
 ・動いた形がイメージ出来る力があるかどうか。

イ)運動
 ・元気よく走れるかどうか。
 ・フラフープ等の器具を上手に使うことが出来るかどうか。
 ・お友達と一緒に集団で行動できるか。

ウ)行動観察
 ・身の回りの事が自分で出来るかどうか。
 ・のりや鋏等の文房具を上手に使えるかどうか。

エ)描いた絵をもとにしてお話をする。
 ・自分がしたいことを描いて、それについてお話が出来るかどうか。


明日は昨年度の考査分析について、ご報告いたします。

子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。

 

 

立命館小学校 英語授業見学レポート(2011年6月6日)

2011年 6月6日 京都 立命館小学校の3年生と4年生の英語授業を見学させていただきましたので、ご報告させていただきます。

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3年生の授業です。ジャスティン先生とゆか先生。

3 年生以上は1週間3回の英語授業があり、モジュールタイムでも英語を扱います。英語を知っているだけではなく、使えるようになるためには、音を聞き取るこ とが必要です。英語を聞き取ることが出来る耳を育てるには、どれだけ英語のシャワーを浴びるかだと思うのですが、立命館小学校は1年生の時から十分な時間 を確保しています(1・2年生は週2時間の英語授業)。以前、浮田校長先生から、「立命館小学校は、英語教育も学校に任せていただけます。英語教室に通う 必要はありません。」とお聞きしていたのですが、確かに素晴らしい英語授業でした。



まず歌を歌いました。歌詞がスマートボード上に出ます。繰り返しの多い曲でしたので、子どもたちは歌詞を見ながら歌うことができました。
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オリジナルの教材だそうです。
子どもたちは、これを読んでいました。中学生レベルではないでしょうか。

このオリジナル教材の中から、一人一人に異なった質問がなされました。子どもたちは、しっかり答えていました。リピート形式ではない、自分で考えた答えです。
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プリント教材とスマートボードの連携が見事。
「聞く、見る、話す」が一体化していました。

こ の後、フォニックス指導がありました。フォニックス指導は、1年生から始まります。「フォニックス」とは、アルファベットと実際の発音の関係を学び、発音 と文字をつなげるものです。この方法であれば、初めて見た単語でも発音することが出来ます。例えば、「DOG(犬)」を初めて読むとして、“ディー・ オー・ジー”と読むのではなく、Dの音「ドゥッ」、Oの音「オッ」、Gの音「グッ」という発音を組み合わせて“ドッグ”と読むのです。これなら、 「repeat after me」形式ではなく、自分で読むことが出来ます。
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「English Land 3」も使用していましたが、ごく短時間でした。
ストーリーがある楽しそうな読本でした。
今は、こんな素敵な英語読本があるのですね。

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3年生までは、授業の終わりに英語による読み聞かせがあるそうです。
広い教室のオープンスペースに移動してリラックスして聞いていました。




4年生の授業です。
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1クラスを半分にして15名を2人の先生が指導するという贅沢な授業でした。
ここでもスマートボードが使われていました。

このクラスは「ペラペラEnglish」について学習していました。どうも、英語の「相槌やビックリや突っ込み」をふんだんに使って、いかにもペラペラ喋っているように会話しようということみたいです。


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ダン先生とみか先生


「ペラペラEnglish」に使用する、「相槌やビックリや突っ込み」等の言葉は「Glue  words」と言います。
「I  see!」「 Me too! 」「Really? 」「No way !!」「That's  good!」「 How about you?」のような、会話にはなくてはならないけれど、改めて練習する機会が少ない言葉です。しかし、本来、会話は言語で表現できるものは3割程度で、あ との7割は「身体表現を含む空間」とでもいうものによって成り立っているそうです。だとすれば、これらの「Glue  words」はますます欠くことのできないものですね。生徒たちは、この「Glue  words」に少し大げさな動作をつけながら、お互いの目を見ながら「ペラペラEnglish」会話練習をしていました。こういう練習は小さい時に絶対に しておくべきですね。英語は知っているだけでなく、使える英語でなければなりません。コミュニケーションできる英語でなければいけません。立命館小学校の 4つの柱の一つである「真の国際人を育てる教育」がここにありました。

4年生は、それまでに蓄えてきた英語の素養を徐々に表に出す工夫が なされていました。これまでは、「音」がメインでしたが、4年生からは読んで、理解して、書いて心に落とす学習になります。クラスも1学級を半分に分けた ハーフサイズにしたのは、一人ひとりの学びにより丁寧に寄り添うためだそうです。

現在、6年生のミニマムの到達目標を英検4級としていますが、これまでの実績でいうと、3級に60~70%の児童が合格しています。

「英文法」という形では教えていませんが、6年生では関係代名詞の内容まで踏み込んでいるそうで、中学になって本格的に「英文法」を習った時には、学習がスムーズに進むそうです。中学2年生の終了時までに、全員が英検2級合格を目指しています。

現在中学2年生に進級した子ども達の話です。「アドバンスコースも含めた学年トップ10名中8名が立命館小学校からの進学者」と漏れ聞いていましたが、それは確かなことかもしれません。




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さすが、辞書引きの立命館

 



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