帝塚山学院小学校

◆「21世紀のグローバル社会に生きる子どもたちは何を学ぶべきか?」講演会レポート(2012.10.7)

帝塚山学院小学校

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9月19日に帝塚山学院小学校で行われた教育講演会「21世紀のグローバル社会に生きる子どもたちは、何を学ぶべきか?」に参加して参りました。これからの子どもたちは何を学んでいくべきか、どういう世の中を生きていかなければならないかを考えさせられた講演会でした。皆さまにも知っていただきたいので、ご報告いたします。

「21世紀のグローバル社会に生きる子どもたちは、何を学ぶべきか?」
講師 久保 一之氏

講師プロファイル NPO法人東京コミュニティースクール創立者・理事長
(株)グローバルパートナーズ代表取締役社長
(株)ビジネス・ブレークスルーコンサルタント
ビジネス・ブレークスルー大学 准教授・同大学院 講師
(株)知の探究社 取締役副社長

「小学生から大学・社会人までの教育に幅広く携わる中で、探究型の学びの研究開発・実践・普及活動、学校教育の国際化支援等に特に力を入れて活動。国際バ カロレアの初等教育プログラム(IB-PYP)の研究を通じて日本の小学校教育の未来像を提案している。」  ~東京コミュニティスクールHPから~ 


帝塚山学院小学校
広い広い運動場です。


講演をお聞きして、これから21世紀のグローバル社会に生きる子どもたちが学ぶべきものは、これまでとは異なるものになることだけは確かだと思いました。今までと同じでは、時代に取り残さ れてしまいます。また、youtube「Did You Know?」(3.0)と、公立大学法人「国際教養大学(AIU)」を紹介していただき、21世紀のグローバル社会の現状を知り、またこれからの時代に本当に役に立つ新しい形の学び処があることを知りました。


帝塚山学院小学校では、この4月から、21世紀のグローバル社会に生きる子どもたちのために、「探究型自学主義学習方法」を通常の授業の中で、取り入れています。



今年7月に、4月に校長先生に着任された兵頭 慎校長先生にお会いした時に、「探究型学習」は、それ自体で力を発揮するものではありません。日頃の実践や教師の立ち位置など、教師の存在そのものが影響を与えていくものであり、だからこそ、子どもたちも教師も成長していくことができる学びの形だと考えています。」と、話してくださいました。

兵頭 慎校長先生のインタビューはこちらをご覧ください。

 

 

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                    この日は小学校の「内部親子面接」が行われていました。

内部受験とはいえ、緊張するでしょうね。兵頭校長先 生に伺ったのですが、保護者の方々に志望動機をお聞きすると、「探究型学習に魅力を感じているので。」とお答えになった方がほとんどだったそうです。これ からはますます、「探究型学習」を求める保護者が増えていくのではないでしょうか。


読売新聞(2012.10.6)に、帝塚山学院小学校の取り組みが紹介されています。ご覧ください。


帝塚山学院さんは伝統を生かしながら、常に児童にとって最良の学びを模索し、良いと判断したものは躊躇することなく取り入れている学校だと思っていました が、今「探究型」の学びに着目するとは、さすが「自由と進取の精神に富んだ私立学校をつくって理想の教育をすすめたいと考えた教育者の熱意と、それに共鳴 する地域の篤志家たちの支援によって誕生した学院です。」(兵頭校長先生インタビューから)

建学の精神、教育の理念が生き続けている帝塚山学院です。



 

 



 


◆「レシテーションコンテスト」レポート (2012.9.26)

大阪の帝塚山学院小学校から「レシテーションコンテスト」の報告を頂きましたので、ご紹介いたします。



9月19日(水)6時間目、多目的ホールにて第4回英語レシテーションコンテストを行いました。
この大会に向けて7月の短縮期間中に一次審査を実施し、たくさんの5,6年児童が参加しました。年々、やってみよう、頑張ってみようという児童が多くなってきていることを大変うれしく思っています。今回課題を発表するのはその中から選ばれた7人の児童です。

 


帝塚山学院小学校
帝塚山学院小学校
帝塚山学院小学校

 

 

夏休みの間にお手本のCDと原稿で各自練習したうえで、9月に入ってから本格的に学校でも練習を開始しました。題材は「時そば」「ライオンとねずみ」から選択、本人の希望により1人は持参の題材「シンデレラ」を発表しました。

今年は発音、イントネーションはもちろん、表現の面でもいろいろな工夫をしている児童が多く見られました。そのお話の楽しさや伝えたいこと、どんな気持ちでこのセリフを言っているのか、どういう風に話せば聞いている人にわかりやすいかなど・・・ 自然な表現で、子どもたちなりに考え、いきいきと取り組んでくれました。

審査をお願いした中高英語科の先生方には、レベルが高く審査をするのが大変というお話をいただきました。一人ひとりの素晴らしい発表に、見守っていた5,6年生からも大きな拍手がわき起こりました。いい刺激を受けてくれたのではないでしょうか。

 


帝塚山学院小学校
審査の結果、「時そば」を表現豊かに楽しく発表してくれた5年生児童が1位に選ばれました。

1位と2位に入賞した2人は、11月に行われる西日本私立小学校連合会 外国語部会主催の小学生レシテーションコンテストに出場する予定です。
更なる活躍が楽しみです。

                          帝塚山学院小学校 英語科  安喰彩子



安喰先生、ご報告ありがとうございました。
お聞きしたところ、決勝コンテストに出場した児童のほとんどが、学校外で英語を習っていないそうです。学校の英語授業だけで、ここまでの実力を身につけたそうです。素晴らしいですね。


      子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

 


◆「帝塚山ワンダーランド」レポート (2012.9.14)

2012年 9月14日

大阪市にある帝塚山学院小学校で9月2日に行われた「帝塚山ワンダーランド」の報告を頂きましたので、ご紹介いたします。

まず、「帝塚山ワンダーランド」の案内をご紹介したいます。


「帝塚山ワンダーランドへようこそ!」

「帝塚山学院小学校は2016年(平成28年)に創立100周年を迎えます。今年の春、第100期生となる子どもたちが元気に入学し、毎日楽しく学校生活を 送っています。今年度からの新しい取り組みとして、「伝統が動き出す」を合言葉に、授業改革や“帝塚山放課後クラブ”(預かり)など新しい試みを 始めています。この機会に、帝塚山学院小学校を身近に感じていただけるよう、楽しいイベントを開催します!帝塚山学院小学校の先生と、シャボン玉つく り、輪なげ、竹とんぼなどいろいろなアトラクションで楽しいひと時を過ごしませんか?また、当日は入試直前説明会と個別相談会も開催いたしますので、あわせてご参加お待ちしております。」

 


当日の模様
9:30~11:00 「ワンダーランド」
グラウンドでは年長児・年中児対象に、割り箸鉄砲と射的、コイン落とし、シャボン玉、わなげ、ストラックアウト、スーパーボールすくいが、行われました。 

9:30~10:20 入試直前説明会(多目的ホール)
10:30~11:00 個別相談会

帝塚山学院小学校

大きなシャボン玉ですね。

帝塚山学院小学校

割り箸鉄砲づくり


9月2日(日) 帝塚山学院小学校では、帝塚山学院小学校の先生と 小学校入学前の子どもたちが一緒に楽しく遊ぼうという試みの「ワンダーランド」が行われました。子どもたちは輪投げやシャボン玉、的あてなど教員と一緒に なって本当に楽しい一時が過ごせたようです。教員を知っていただくことは、学校を知っていただくことにもつながると思います。
同時に行われた入試 直前説明会には、会場に入りきらない程のたくさんの保護者の方に来ていただきました。今年度、学校説明会等でたびたびご案内してきました、本校の96年に わたる豊かな人間教育と新たなグローバル社会を見据えた探求型教育や放課後預かりのTASK、土曜英語スクールのTSSなどの試み、イタリア国際交流な ど、Tezukayama Educational Innovationへの関心をもってもらえたのかなと嬉しく思いました。それと同時に、改革をさらに実りある確かなものにしていかねばならないとの思い を強くしております。

                                   帝塚山学院小学校長  兵頭 慎







子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

 


◆説明会レポート (2012.5.8)

大阪市住吉区にある帝塚山学院小学校で行われた教育関係者対象の入試報告・学校説明会に参加しましたので、ご報告いたします。

 

帝塚山学院小学校のホームページはこちらです。 帝塚山学院小学校では、この4月に、兵頭 慎先生が新校長先生に着任されました。兵頭校長先生は、前年度まで、帝塚山学院中学校・高等学校で美術を教えていらっしゃいましたが、初めは帝塚山学院小学校の教諭として帝塚山学院に入られ、小学校での美術指導も経験されていましたので、小学校のことも良くご存じです。その兵頭校長先生が、これからの帝塚山学院小学校をどのようにより高めていくのかが知りたくて、学校説明会に参加しました。

 

 

2012年度の小学校目標
時代を理解し、時代を乗り越え、時代を創る。そういう未来を生き抜く人間を育てたい。

理解する 

●理解する力をつけるために、授業を革新します。
子どもたちが、学校生活で過ごす時間の大半は授業です。私たちは、この学びの基本である授業を
基礎・基本の「習熟型」学習で身につける「確かな学力」、自分で考える「探求型」学習で身につける「豊かな学力」。この2つの組み合わせを基本に、授業を革新します。

乗り越える
●乗り越える力をつけるために、授業・行事を含めた学校生活を革新します。
帝塚山には、1㎞遠泳を目指す臨海学舎の伝統行事があります。子どもたちが困難や壁を乗り越える力をつける大切な行事です。
授業の中での壁を乗り越えるための授業の工夫や補習システムや上級生との交流や励ましなど、授業・行事・生活指導を含めた学校生活を革新します。

創る
●創りだす力をつけるために、多彩な体験型学習と表現教育を革新します。
帝塚山では、「本物と出会い、本物から学ぶ」をコンセプトに、多彩な体験型授業、美術、音楽などの感性、情操教育を行ってきました。新しいものを創りだすのに必要な感性力、発想力、構想力、そしてそれらを表現する能力を育成する様々な試みを情報教育のインフラ整備も含めて革新します。



今年度、帝塚山学院小学校の目指す児童像・IB学習者像
帝塚山学院小学校が目指す学習者像
時代を生き抜く人間力=Tezukayama Educational Innovation

学院教育の根幹である「自学主義」・・・知識の教え込み教育→自ら学び自ら考える力
●深く思考する子ども
●何かを創りだす子ども
●自ら行動できる子ども
●コミュニケーション力のある子ども

Learner Profile 目指す学習者像
時代を生き抜く人間力=International Baccalaureate
     
今、世界で一番優れていると言われるインターナショナル バカロレア教育

 このIB教育の理念は全人教育にあり、10つの学習者像を目指していますが、これを取り入れて、帝塚山学院小学校の目指す学習者像とします。10項目は配下の如くです。
・THINKERS(考える人)
・OPEN-MINDED(心を開く人)
・COMMUNICATORS(コミュニケーションができる人)
・PRINCIPLED(信念を持つ人)
・CARING(思いやりのある人)
・RISK-TAKERS(挑戦する人)
・REFLECTIVE(振り返りができる人)
・BALANCED(バランスのとれた人)
・INQUIRERS(探求する人)
・KNOWLEDGEABLE(知識のある人)

この2つを基本にして、これからの帝塚山学院小学校の教育を進めていきます。

◆レシテーションコンテスト (2011.9.16)

2011年 9月16日 金曜日

大阪 帝塚山学院小学校のレシテーションコンテストを見せていただきました。

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多目的ホールで行われました。

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会場に入っていく5・6年生さんたち

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こんなたくさんの人の前で英語を暗唱するのは、勇気が必要だったと思います。


今 年5月に帝塚山学院小学校の英語の授業を拝見させていただきました。その時に、9月に「レシテーションコンテスト」があるとお聞きしたので、参加許可をお 願いしていたのです。本来は、学外者には公開していないコンテストだそうですが、今回は特別に許可していただきました。

帝塚山学院小学校の英語授業拝見レポートはこちらです。


こ のレシテーションコンテストは今年で3回目だそうです。毎年、レベルが高くなっているそうですが、来年は今年の参加者をしのぐレベルになるとすれば、大変 なことだと思います。今年の参加者は本当に上手でした。今日のコンテスト出場者は、第一次予選を通過した生徒さん8人です。5年生が2人、6年生が6人。 男の子が1人、女の子が7人でした。8人の生徒さんは、落語のお話である「Amazake 甘酒」と「Bean-jam Buns まんじゅうこわい」のどちらかを選択しました。

始めに、文田校長先生のお話がありました。
文田校長先生はお話の中で、「この8人 の人は、今日ここで、英語と言う言葉を通して、自分を表現するのです。みなさんは、しっかり受けとめましょう。」と仰いました。しっかり聞きましょうでは なく、しっかり心を受け止めましょうという表現は素敵だと思いました。文田校長先生は、子どもたちの感受性を高めることに心を配っていると、お聞きしてい ましたが、こんな風な言葉を子どもたちにかけることで感受性を伸ばしているのですね。

お話をご紹介します。
[Amazake 甘酒]
僧 侶とその弟子のお話です。僧侶はおいしい甘酒を手に入れますが、弟子に飲まれたくないので「これは毒だ」と伝えます。でも弟子は僧侶の考えていることをす べてわかっていました。試しに一口飲んでみると、何と美味しいこと!もうとまりません。気が付けば全部なくなっていました。このままでは僧侶に怒られてし まいます。そこで弟子は、僧侶の大切にしていた大きなだるま人形をわざと壊し、「死んでおわびをするために毒を飲んだが死ねない。」ということにしたので した。

[Bean-jam Buns まんじゅうこわい]
何が一番こわいかみんなで話していたとき、主人公の松さんは「まんじゅ うがこわい」と言います。その後、松さんは体調が悪いと言って横になります。みんなは松さんが言っていたことを信じていたずらでまんじゅうをしかけます が、まんじゅうがこわいと言っていた松さんは実はウソをついていたのです。喜んでまんじゅうを食べる松さんに、「本当は何がこわいんだ」とたずねると、 「今は、お茶がこわいな」と答えます。

どちらも2分30秒くらいのお話です。

審査員は、帝塚山学院中学校高等学校の住岡 先生とミミ先生です。審査のポイントは、発音、イントネーション、態度、表現力、暗唱などです。進行係は6年生さんなのですが、この進行も英語でした。さ すがですね。結果は20日発表だそうです。8人の生徒さん達は落ち着かないでしょうね。

帝塚山学院小学校の英語授業は、1年生から6年生まで週1時間です。週1時間の学習だけで、こんなに上手な発音が出来るのですね。休み時間等に、英語の歌などを流すそうですが、それにしても綺麗な発音です。驚きました。密度の高い授業が行われている結果だと思いました。


8人のみなさん、お見事でした。本当に素晴らしかったですよ。



子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。

 

 

村上重雄入試対策部長インタビュー (2011年9月7日)

2011年 9月7日 

帝塚山学院小学校を訪ね、入試対策部長の村上重雄先生に今年度の入学試験についてのお話を伺って参りましたので、ご報告いたします。

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入試対策部 部長 村上重雄先生

帝塚山学院小学校では、9月4日(日)に第二回入試説明会・体験入学を開催しました。
そこで、今回は村上先生に入学試験について詳しくお話していただきました。

 



今年の入学試験は一日になりました。昨年までは二日に渡っていたものを変更いたしました。
それは、受験生と保護者の皆さまの精神的、肉体的な負担を軽減するためです。なんといっても、受験生は幼児さんで、体調を整えて受験に臨んでほしいですからね。

入学試験の内容は例年通りです。
1、ぺーパーテスト
2、個人テスト(口頭試問、運動、制作等)
3、行動観察
4、学校給食を食べる
この4分野を総合的に判断させていただきます。

面接は、親子別々に行います。保護者は入学試験前に指定された日に行います。難しいことは聞きません。志願動機、家庭での教育方針等を伺っています。これも、評価するものではなく、様子を見せていただくだけですので、緊張していただかなくて結構ですよ。
面接のポイントは、1、挨拶 2、笑顔 3、相手の目を見る 4、素直に・・・ですね。
リラックスして答えてください。

ペーパーテスト・・・ B4サイズで14・5枚程度。図形、位置、数、常識、お話の記憶等があります。文字や数字を書く必要はありませんし、テストの内容も年齢相応の生活範囲内のものを出題しています ので、特殊なお勉強は必要ありません。数も15までしか出していません。受験対策をしていらっしゃらないお子様を対象に作成したテストですし、当日のテストでも、練習問題をしてから始めますので、ご安心いただきたいと思います。

個人テストは、 1対1でいろいろな質問の受け答え、言語、作業、運動などのテストを します。挨拶やお返事がきちんとできているか、通っている幼稚園の名前が言えるか等を見せていただきます。また、公共交通機関を使って通学される方もあり ますので、公共マナーが身についているかについての質問をします。受験児が家庭とどのように関わっているか。家庭ではどのように躾をしているか、受験児の 言葉を通して家庭を見ます。作業では、はさみの使い方、返し方、ひものくくり方など手作業を見たりします。運動のところでは、跳んだり、くぐったり、リズ ム良く運動したり、ボールを投げたりします。

行動観察・・・集団での行動を見ます。昨年は、みんなでパズルをしたり紙芝居を見たりしました。譲り合ったり、気遣いをしたり、自分の行動と共に周りへの配慮も見ます。

学校給食を食べる・・・お箸の持ち方、お茶碗の持ち方、食べ方、マナーなどを見ます。残さずに食べることは大切なことですが、嫌いなものでも頑張って食べている様子が分かればよいのです。


入学試験では、どの分野についても平均した力を発揮しないと合格ラインに届きません。
帝塚山学院小学校は、偏差値や点数主義に偏らない真の知力・学力の定着とともに、 自学習の実践を目標としています。充実した学力にくわえ、伝統ある数々の行事の活動を通し、人間として生きる力を育てていきます。

 


 

村上 重雄先生、ありがとうございました。

「面接のポイント」は、保護者にとって参考になると思います。笑顔で素直にですね。帝塚山学院さんらしいと思いました。

 

入 学試験のことをお聞きした後で、先日の龍谷大学付属平安中学校・平安高等学校の安井大悟校長先生が、「私学に行くということは、魂にその私学の色を付ける ということですよ。」と仰ったことが心に残っていましたので、文田 雅夫校長先生と村上 重雄先生に「帝塚山学院の色は何色だと思いますか?」と、お聞き してみました。すると、村上 重雄先生は、「虹色かなぁ。」と答え、文田 雅夫校長先生は少し考えられた後で、「決めた色をつけないのが帝塚山学院の色だ と思いますよ。一人ひとりが自由に色を選んで良いのです。そこが、帝塚山学院のスピリットでしょうね。でも、どんな色であろうとも暖色であるということは 間違いないと思います。」と答えてくださいました。

 

魂の色を自分で選ぶ。なんて素敵な生き方でしょう。

 

帝塚山学院小学校のホームページはこちらです。

 

子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。

 

 

帝塚山学院小学校 授業見学レポート 英語編 (2011年5月23日)

2011年 5月23日(月) 帝塚山学院小学校の英語の授業を見学させていただきましたので、ご報告いたします。

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5年生の授業です。先生は帝塚山学院中学校のミミ先生。
1クラスを2つに分けて、約20人に対してネイテイブと日本人の2人の先生(TT)が指導します。

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5年生TTクラス 
「where is it?」 国・都市を探します。

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5年生TTクラス。天気予報士になったつもりで、予想最高気温・予想最低気温も紹介します。
英語のプレゼンテーションが苦手な大人は多いと思いますが、帝塚山学院の子どもたちは全く嫌がらずに、身振り手振りを加えて発表していました。これは、これからの社会人にとって必要な能力だと思います。

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5年生TTクラス。カリム先生です。高校でも教えています。
小学1年生の時の積極的な学習態度のままに、5年生になっても、
学び続けていました。そのことは本当に素晴らしいと思いました。

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カリム先生と安喰彩子先生
(写真は帝塚山学院小学校さん提供)

1年生のクラス。子どもたちはカリム先生と英語で話したくてたまらない様子です。
 まず、基本的な語彙を増やしていきます。初めはゆっくりと繰り返させます。
次第にスピードアップして、ナチュラルスピードにしていきます。
帝塚山学院小学校の学習の基本姿勢「ゆっくり、少しずつ、丁寧に」が英語にも現れています。
カリム先生は、ネイテイブと日本人の2人の先生が指導する最大のメリットは、
二人で会話をして見せることで、子どもたちが「生きた言葉の意味」に気付くことだと
思っているそうです。そして、カリム先生と安喰彩子先生は、例文を理解することは大切ですが、
丸暗記して終わるのではなく、 自分の言葉として応用できるように指導しているそうです。


授業見学レポートは以上です。


敷 地内に、幼・小・中・高等学校があるので、あらゆる学習の連携がスムーズですね。 今日は、小学校の英語授業を見学させていただいたのですが、中学校の英語の先生が小学校に教えに来てくださっていたり、逆に小学校の時に習っていた先生に 中・高校で再び会えるのは、互いに信頼し認め合うことが出来て、学習にも良い影響があると思いました。一貫校の魅力ですね。



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私 も給食をいただきました。とっても美味しかったですよ。この日のメニューはパスタとサラダとヨーグルトとパンでした。量も大・中・小と選べるのです。子ど もたちは、担任の先生や級友とお話をしながら食べていました。少々嫌いなものでも食べることが出来る雰囲気でしたから、好き嫌いが多いお子さんでも、ご心 配はいらないと思います。高学年のテーブル係さんが、男の子であってもかいがいしく働いていました。良いことですね。


給食をいた だきながら、カリム先生にお話を伺ったのですが、格闘技が趣味で体を鍛えているそうです。だから、力持ち。それを知っている子供たちが、授業が終わった後 にはカリム先生に何人もぶら下がり、「動くアスレチック」状態になるそうです。そうでしたか・・・。カリム先生が大人気の秘密はそこでしたか。

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(写真は帝塚山学院小学校さん提供)


帝 塚山学院小学校の英語の授業は全学年週1時間ですが、朝やお休み時間、帰りの時間などに英語の歌を流していたり、ネイティブ講師が食堂で子どもたちと一緒 に食事をしたりスポーツをしたりして、授業以外の場所でもコミュニケーションをとるようにしているので、子どもたちはとても自然に英語を学ぶことが出来ま す。 1年生は、入学してまだ2か月に満たないのですが、とても積極的に英語学習に取り組んでいました。担当のカリム先生と彩子先生のコンビは見事なチームワー クで、スピードとアクションで子どもを惹きつけます。子どもたちは夢中になって、椅子から身を乗り出して手を上げてカリム先生にアピールしていました。 カリム先生は、この帝塚山学院小学校で教え始めてから5年になるそうですが、帝塚山学院のお子さんたちを、「可愛い。元気。積極的。行儀が良い。」とおっ しゃていました。そして、毎年子どもたちの理解力が高まり、英語学習の進度が早くなって行くことに驚いているそうです。子どものときはどんな発音でも真似 ができるそうです。ですから、小学校1年生からの英語教育は必要ですと話してくださいました。


私は、いつも不思議に思っていることがあります。それは、英語には「褒める」言葉がたくさんあるのに対し、日本語は少ないように思うのです。その違いは何なのか、不思議に思っているのです。
日本語なら、「上手!」「賢いね。」「すごい!」「素晴らしい」「お見事!」・・・
英 語では、「Great!」「 Very good!」「Super!」「Well done!」「 Amazing!」「 Excellent !」「Good job!」「 Fantastic!」「 Perfect !」「Superb!」・・・・など、単語だけでもたくさんの褒め言葉があります。
この違いは何なのでしょうか。カリム先生に尋ねてみました、すると、カリム先生は、
「僕たちは、褒め言葉が聞きたいのだと思います。だから、褒め言葉が多いのでしょう。それは、厳しい現実社会を生きていくには、褒めてもらって自信をつけなければ難しいからではないかと思います。」と答えてくださいました。


 

子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。